動きの無い被写体は、動くテロップや、動くエフェクトで生き生きと!
「写真」と「動画」の大きな違い…。
それは雑誌やスマホで見た時に「動きがない」のか「動きがある」の違いがひとつ。
さらに写真は「瞬間の切り取り」であるのに対し、動画は「続く時間の表現」であり、それぞれに意味合いとメリットとデメリットがあります。
今回は、30秒という短い尺の中で、定番インド料理の「タンドリーチキン」をお店のオススメ料理として紹介するという前提でのサンプル用のショート動画を作ってみました。
タンドリーチキンを用意して鉄板に盛り付け、カラーアクセントのレモンも添えてフードコーディネート。
Nikon Z8+70-200mmf2.8の望遠ズームレンズを使い、料理の背後と横から円形の柔らかい光のバイカラーLED照明2灯を当てて料理の立体感が出るようにライティング。
動画はNikon Z8で「H.265、10bit、N-log、4Kサイズ、24fps」にて素材撮影します。
情報を伝える役割の動画は「テーマ・目的を明確化、言語化」して計画的に作成。
今回の動画のゴールはお客様に「タンドリーチキンを美味しそうに見せ、購入していただく」こと。
言語化した目的を実現するためにはどのように魅力的な映像や情報を盛り込み構成すればよいかを考えながら、映像素材をパーツごとに作ってゆきます。
お料理(タンドリーチキン)自体は動きがありません。
まず「アングルと画角に変化をつけ、4パターン(正面斜め、真上、斜め上など)各20秒」ほどを三脚を使いブレのない映像を撮影します。
それら自体は止まっている映像なので、お客様に対し強烈な興味を引き付ける魅力はあまりありません。
動きの無い被写体に「続く時間の表現」」をプラスするには、A「カメラワークで動きを与える」もしくはB「立ち上る湯気や熱等の目を引くエフェクト効果」を画面に足して「時間」を表現します。
Aのカメラワークで代表的なものは「ズーム(引き寄せ)」や「スライダー(水平移動)」になります。「画角やアングルの変化」で「進む時間を表現」します。
Bのエフェクト効果は、ダビンチリゾルブなどの編集アプリにプリセットなどで用意されているのでそれらを活用します。
このように、動きの無い被写体を撮り、動画にする場合は「動きのあるテロップ」や「動きのあるエフェクト効果」さらに「動画テーマに合ったBGM音楽」を加えることで、30秒でも最後までしっかり興味を持ってみていただける動画を作ることができます。
静岡県浜松市の動画制作 DOOGA https://dooga.shizuoka.jp
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