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湯気を引き立てる料理撮影のライティングガイド

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動画でアツアツ料理の白い湯気(ゆげ)をはっきり撮る方法。

動画で熱々料理、今回は中華そばの湯気を撮る方法

お料理のシズル感を演出するためには、熱い料理から立ち上る湯気を映し出したいものです。

特に汁物やホットドリンク、ラーメンやコーヒーは、湯気によって「温度感」を表現することができます。

料理の湯気を捉えるためには、温度を上げておくと湯気が出ると考えますよね。

でも、実際には料理の写真や動画では、温度が高くても湯気が映りにくいことが多いのです。

白い湯気を美しく映し出すためには、「背後からの逆光」が欠かせません。

白い湯気を映すには、「背後からの逆光」が必要です。このアプローチは、「白い湯気(水蒸気)を照明で照らして光らせる」というアイデアに沿っています。

お料理を照らすメインライトとは別に、「湯気専用のライト」を被写体の後ろに、カメラ・レンズの正面に設置します。

その後、光のバランスを見ながら、湯気専用ライトが強すぎないように注意します。お料理が美味しく見えるように、メインライトと湯気専用ライトの光量の比率を調整していきます。

湯気を撮るライティング配置。左のLED2灯りは料理用。奥のLED1灯はスポットライト的に使用する湯気専用ライト。
湯気を撮るライティング配置。左のLED2灯りは料理用。奥のLED1灯はスポットライト的に使用する湯気専用ライト。
奥のLED1灯はスポットライト的に使用する湯気専用ライト。湯気の高さにセットするのがポイント。
奥のLED1灯はスポットライト的に使用する湯気専用ライト。湯気の高さにセットするのがポイント。

今回のライティングの構成では、50Wのリングライトを2台とProfoto B10のLEDライトをスポットライトとして活用し、マグナムリフレクターを使って光の強さを増し、集光効果を高めています。

写真を撮るだけなら瞬間光のストロボ(モノブロック)でもOKですが、常に明るい定常光のLEDライトにすれば、湯気の感じも目視で確認できますし、もちろん動画も撮影できます。

お皿や丼は、水平垂直を大事に。画角に収めます。
お皿や丼は、水平垂直を大事に。画角に収めます。

料理を美しく撮影したいなら、「垂直水平」を意識し、「お皿(丼)が画角の中心に位置する」ことが大切です。これにより、お皿や丼の形が歪むことなく、魅力的で美味しそうな映像が得られます。

DOOGAの動画は10bitのlogで撮影します。

ニコンZ8には公式のLUTが配布されているため、それを適用することで映像をより鮮やかに変換できます。

ダビンチリゾルブのカラーページでは、トーンカーブを少し持ち上げてラーメンが暗くならないようにし、ネギの緑を少し明るく調整しています。

ダビンチリゾルブのカラーページで動画素材10bit logに、ニコン公式のnikonZ8用のLUTを当てます。
ダビンチリゾルブのカラーページで動画素材10bit logに、ニコン公式のnikonZ8用のLUTを当てます。

静岡県浜松市のWEB動画やショートムービー制作 DOOGA https://dooga.shizuoka.jp

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この記事を書いた人

静岡県浜松市の笑顔を撮るカメラマン、デザイン&フォト内藤です。
広告デザイナー、写真カメラマン、動画撮影と編集制作。
写真仕事の中でも、次第に動画撮影の比率が増えてきました。
写真撮影の知識を動画撮影にも活かし、綺麗な映像と伝えたいを的確に伝える画角と情報整理センス、抜群のコミュニケーション力でスピーディな動画撮影が得意です。

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